レジストリエディタ (regedit.exe)の利用

平均的なPC ユーザーであれば手動によるレジストリ編集を行うことはないでしょうが、上級PC ユーザーが、常にバックアップを最初に行うという 鉄壁の法則に従う限り、レジストリの直接編集を知っておくことを非難する理由はありません。 また、直接レジストリ編集を小さな変更に制限することが賢明です。 広範な変更を行う場合、TweakUI またはグループポリシー エディタといったスクリプトや編集インターフェースが推奨される方法です。 大抵の有用なレジストリ編集は、1~2の値を変更する用途で利用され、取り消しも容易に行うことができます。

レジストリエディタ(Regedit)のアクセス

レジストリエディタ(または regedit とも呼ばれる)は、 すべてのプログラム にある スタート メニューにはありません。 このユーティリティは、単一ファイルの regedit.exe で、XP システムのWindows フォルダーの中にあります。 起動ラインを使ってアクセスできます。 "regedit" を押すとユーティリティが開きます。 Vista の場合、 検索開始 ラインにある "regedit.exe" にて開くことができます。 また、 起動 ラインも利用できます(ただし、 スタート メニューからは利用できません)。 当然ながら、管理者アカウントが要求されます。

Regedit は、左ペイン(キーペイン)にキー、そして右ペイン(値ペイン)に該当データと値の名前を持った2ペインのインターフェースです。 セットアップは、フォルダに類似したキーとファイルに類似した値を持つWindows Explorer と大きな差異はありません。 (レジストリ構造の基礎については、 別のページにて紹介されています。) 以下の表に例が示されています。

表1、 レジストリエディタ (Regedit)
Registry Editor

さらに、右または値ペインに記載されているのは、値に含まれるデータタイプです。 データのフォーマットは無数に存在しますが、大抵のPC ユーザーが直面する一般的なものが図に挙げられています。 難解なタイプはここでは省いてあります。 図に記載の3つは、すべてのレジストリエントリの圧倒的大部分を占めています。 他のデータタイプは、以下のMicrosoft リンク にて紹介されています。

図I. 一般的なレジストリデータタイプ
データタイプ 記述
REG_BINARY ビナリーデータ 。 通常は16進法表示。 例:0xA8
REG_DWORD 倍長語 (32ビット)。 16進法または10進数のいずれかにて編集可能
REG_SZ Aストリング。 図1では右ペインの例が紹介されています。

レジストリエディタのメニュー

Regedit は、Windows 全般で非常にポピュラーな同じメニューのいくつかを備えています。 図1の上部付近にて確認できます。 以下には、2つのよく利用されるメニューの概観が示されています。

図2. ファイルメニュー 図3. 編集メニュー
Registry File Menu Registry Edit Menu

ファイルメニューには、 "インポート" および "エクスポート" の機能があり、バックアップと復元に関係しています。 これらについては、 別のページにて紹介されています

当然ながら、 "編集" メニューには、レジストリに変更を行うためのコマンドが備えられています。 キーや値は削除、追加または名前の変更を行うことができます。 (キーのアクセス許可設定も編集可能ですが、ここでは取り上げられない上級テーマです。) その他の有用な機能として、 "検索…" および "次を検索"などがあります。 レジストリには、何千ものキーがあり、こうした検索機能は極めて重要です。 あいにく、検索機能はビナリー値またはREG_DWORD エントリを検索することができません。 キーの名称、値の名前およびストリングデータが備えられています。

Regedit のウィンドウの一番下には、図1でも確認できるように、現在ハイライトされたキーのパスが表示されます。 また、編集メニューには有用なエントリーで、クリップボードにキーのパスを送る "キー名をコピーする" が含まれています。 パスの名前は非常に長いことがあるため、これは極めて有用となり得ます。

Favorites menu in Regedit非常に有用な他のメニュー: "お気に入り"。 頻繁に変更する特定のキーがある場合、キーを "お気に入りリストに追加すると簡単にアクセスできます。 右に表示されている "お気に入り" の例には3つのお気に入りが紹介されています。 名前はこのユーザーが選択したものであり、便利なアラームといえます。 実際には、非常に長いパス名となり得る特定のレジストリキーを指しています。

レジストリのキーおよび値の編集

レジストリの簡単編集によって可能なWindows の構成や動作に対する有用な調整がたくさんあります。 経験豊かなIT 専門家でなければ、レジストリ編集を1度に1~2の値に制限された方が良いでしょう。 この案件はこうした非常に容易なシナリオに限定させていただきます。

編集の最初のステップは、常に レジストリのバックアップから始めます。 また、作動させているキーもバックアップします。 非常に注意深いユーザーであれば、編集するキーだけをバックアップするだけで十分といえますが、 最初に、システムの復元ポイント をバックアップしておくべきでしょう。 キーをバックアップするには、 Regedit を開いてキーをハイライトします。 "ファイル" メニューを開き、 "エクスポート"をクリックします。 大抵の場合、 登録またはREG ファイルとしてエクスポートを選択します。 これは、ハイライトされたレジストリキーのコピーである拡張子 .reg を持ったファイルです。 安全な場所に保存します。 REG ファイルを持ったキーを復元するには、 右-クリックして、 "マージ"を選択します。 大半のコンピューターでは、REG ファイル上を ダブルクリックすることでも、マージを作成することができます。 偶発的にマージが生じないようにするには、ダブルクリック動作を "編集" に変えておくと良いでしょう。 "マージ"という用語に注意してください。 Reg ファイルはキーを置き換えず、追加することを頭に入れておきましょう。 追加したその他のものはすべて削除されません。 経験豊かなPC ユーザーであれば、エクスポートしたREG ファイルに実際に編集を行ってから、編集済みファイルをマージする傾向があります。 こうすることで、間違ってキーに何か操作をしてしまう危険性を防ぐことができます。 Regedit には "元に戻す" 機能がありません。 すべて後の祭りとなってしまいます。

キー全体を編集している場合、削除してしまっている可能性があります。 (必ずバックアップをとるようにしましょう。) 多くの変更を行っている場合、REG ファイルを利用し、レジストリ本体では編集しないことです。 繰り返しますが、パワーユーザーでさえ、値の編集は1~2にとどめておくべきです。 ハイライトされたキーを削除するには、 "編集" メニューから "削除" を選択します。 削除済みのレジストリのキーや値はごみ箱に転送されませんのでご注意ください。 つまり、削除してしまうと、永久的に削除されてしまうのです。

Dialog box for Edit String大概の場合、レジストリの直接編集は、値の変更を意味します。 Regedit の右ペインにて値をハイライトし、 "編集" メニューから"変更" を選択、または値をダブルクリックして、コンテキストメニューから "変更" を選びます。 ストリングの場合、右に表示されているようなボックスが開きます。 具体例として、表1の右ペインの最後の値を頭に入れておきましょう。 システムが、シャットダウンにて終了するサービスを待つ時間は値のエントリによって制御されています: WaitToKillServiceTimeout 値はミリ秒で、既定値は20000 ( 20秒)です。 終了を迅速化するためには、値を10000 (10秒)に変更すると良いでしょう。 あるいは、特定のシステムでは長く設定する必要が生じる場合があります。 "値データ"の箇所に好みの値を入力してからOK をクリックします。

Dialog box for Dword非常に数多いレジストリの値は、ストリングではなく、共通する別のデータタイプは "dword"です。 REG_DWORD 値を編集していると、若干異なるボックスが表示されます。 左の表には適切なボックスが表示されています。 DWORD 値を編集する際、数字のベースを規定する必要があります。 16および10進法との間で正確に選択されていることを注意して確認してください。 いずれかの進法を入力できますが、数字は必ず選択されたベースの値と一致する必要があります。 ここの例では、16進法がベースとして選択された場合の10進法の数字 "96" は "60"となります。

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