レジストリのバックアップおよび復元の詳細

前ページ では、Windows レジストリのバックアップおよび復元の重要タスクの一般的な手順をご紹介しました。 本項では、そういった手順をもう少し詳しく説明し、様々なバックアップ方法を利用すべき際についての考察を行います。 数多くのレジストリ設定はユーザーの任意に委ねられているため、ユーザーアカウントごとにバックアップが必要となります。

システムの復元

前述 の通り、システムの復元はレジストリをバックアップできる簡単な方法であり、日常では、数多くのシステム上で自動的に実行されています。 しかしながら、システムの復元は、レジストリのみをバックアップするのではなく、レジストリ限定で、あるいはレジストリの個々の部分だけを限定して利用することはできません。 さらに、作成される復元ポイントは、メインのハードドライブ上に存在し、起動しないシステムの修繕目的には利用できません。 (私自身何度となく利用しているように)システムの復元は非常に有用ですが、代用のバックアップ方法を用意しておくのが賢明です。代用バックアップについては以下に説明されています。

緊急時回復ユーティリティNT (ERUNT)

レジストリのバックアップに幅広く利用されているフリーウェアプログラムは、 "緊急時回復ユーティリティNT" または ERUNT と呼ばれています。 このプログラムでは、レジストリのバックアップを別のドライブや場所に設置することが可能です。 このプログラムはWindows XP、Vista および7 にて作動します。 システムユーティリティ同様、管理者特権にて起動させる必要があります。 プログラム作成者は、Windows Vista およびWindows 7 のユーザーアカウント コントロール(UAC)をオフにするように推奨していますが、私自身、右クリックのコンテキストメニュー内の "管理者として実行する" を利用して問題が生じたことはありません。

以下の表でも分かるように、ERUNT のダイアログボックスが、レジストリのバックアップの保管先を提示します。 さらに、選択したバックアップフォルダーには、バックアップの復元に利用される、実行可能なファイル ERDNT.EXE が含まれます。 このファイルは、バックアップと同じフォルダーに存在する必要があります。

Dialog for ERUNT

ERUNT には数多くのコマンドライン オプションがあり、定期的にレジストリのバックアップを行うように設定できます。 ERUNT はスクリプトにて利用できますが、Vista/7 のUAC により、スクリプトを管理者権限にて起動させるシステムに設定させる必要が生じます。 スクリプトにてERUNT を予定または利用する方法に関する詳細リンク: 情報には、利用可能な様々なコマンドライン スイッチが紹介されています。 また、 よくある質問の回答が紹介されているサイトもあります。。 Vista にてERUNT を使って日常的にバックアップを起動させる方法リンク:

ERUNT 復元の明白な利点とは、外付けの緊急ブートディスクから起動できる点です。 レジストリの破損によってシステムが起動しない場合に備えて、問題解決方法が記載されています。 ERUNT を含む、幅広く利用されている緊急ブーロディスクの1つが Windows 用Ultimate Boot CDです。

Windows に含まれているバックアップユーティリティ

Windows の各バージョンには、いくつかの種類のバックアップユーティリティが含まれています。 (Windows XP Home では個別にインストールを行う必要があります) XP では、バックアップには、他のファイルとともにレジストリを含む "システム状態" のオプションが用意されています。 私は、個人的に、不足することになるXP バックアップファシリティを発見しましたが、利用しませんでした。 他にもっと優れた方法があるように思われます。

Windows Vista および7 はより優れたバックアップファシリティを備えていますが、 "システム状態" のオプションがありません。 これらは、個々のファイルまたはコンピューター全体のバックアップをとることを目的にしています。 レジストリ 本体 のバックアップは含まれていません。 レジストリまたはその一部を専用にバックアップするには、レジストリエディタをWindows の全バージョンで利用することができます。アプリケーションは次に記述されています。

バックアップのためのレジストリエディタ(Regedit.exe)利用

前述のように、レジストリエディタ(Regedit)は、個々のレジストリキー、あるいはRegedit に利用可能なレジストリ全体のバックアップを行うことのできるエクスポート機能です。 (相当量のレジストリはセキュリティ上の理由からアクセスできません。) 2つの関連フォーマットがあり、テキストとビナリーに1つずつあります。 テキストフォーマット(REG ファイル)は、サブキーの編集前など、レジストリの小さな部分をバックアップするのに最適です。 ビナリーフォーマットは、文字通り、全体のルートキーまたはハイブのバックアップに最適です。

REG ファイルとともにレジストリキーを復元すると、コンテンツがレジストリに統合され、REG ファイルが作成された後に追加されたものは一切削除されません。 反対に、ビナリーハイブファイルは、インポートされた時点で既存のエントリーがすべて削除されてしまいます。 また、ビナリーファイルはREG ファイルよりもかなり規模が小さいのですが、REG ファイルは相当の大きさを圧縮することができます。

File menu in RegeditTo create either a REG or a hive file go to the Registry file menu ( shown on the right) and choose "Export.." A dialog box will open with the various options for saving an export file. The lower part of the dialog box is shown in the figure below. In the "Save as type" line, a dropdown menu lists the various possible export file formats. Only the top two, REG and hive files, are relevant for most PC users. To restore a Registry key or hive with a backup hive file, use the "Import" function. REG files can be merged into a Registry by right-clicking the file and choosing "Merge".

Dialog for saving a regedit export file

レジストリのバックアップおよび復元のためのコマンドラインの利用

Regedit.exe は、レジストリ操作にグラフィカルなユーザーインターフェースを備えていますが、同時に、Windows レジストリを管理する強力かつ万能型の方法である reg.exe という、類似した名称のコマンドユーティリティがあります。 例えば、REG ファイル は、コマンドラインを使い、(キーネームとファイルネームの実際の値とともに)以下を入力することでエクスポートやインポートすることができます: REG EXPORT KeyName FileNameおよび REG IMPORT FileName

このコマンドの様々な特徴、ならびにレジストリのバックアップおよび復元の詳細は、 commandwindows.comをご覧ください。 コマンドプロンプトは、時として、Windows の起動障害をもたらすレジストリ破損を復元できる最適の方法です。 Windows Vista およびWindows 7 の完全インストールディスク(復元ディスクではない)は、一般として、コマンドライン ファシリティへのアクセスを提供します。

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